思い出のさんじゅう

セットを組むとロケ先では考えられないほど自由に撮影ができます。
天候に左右されず、照明を吊ったり、壁を外して撮影ポジションを変えたり、表現が拡がっていきます。
地方では地元の体育館にセットを作らせてもらうこともありました。
撮影所のスタジオでは山の一部を再現した現場に参加したこともありました。
三重(さんじゅう)という照明を吊る作業場があるのですが、足がすくむほど高い場所にあります(暗く、埃まみれです)。
そこから照明で朝日が差し込むように芝居場を照らす貴重な体験でした。
最近では撮影所も縮小されているようですが、撮影所ならではの技術の伝承は続いて欲しいです。(P)